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新規事業創造への
取り組み

事業創造本部長からの
メッセージ

事業創造本部長 安田 清隆

新規事業の創造を通じて、未来を創っていきます

「社会のために」、「人々を笑顔に」、「地球環境をより良く」という皆の思いを事業という形にしていくことは過去も現在も変わりません。しかしながら、変化が極度に激しい現代のビジネス環境では一層のイノベーションが求められ、そのためには未来洞察とそこに対する事業創出への仕掛けが不可欠です。一人ひとりが持つ想いに、社内の力(技術力、ノウハウ、チャネル)と社外の力を融合することで大きな推進力が生まれ"ワクワク"する事業機会の発見に繋がる。そのような"ワクワク"を形にしていく場としての役割を私たちが果たし、社員一人一人が盛り上げていくことで新規事業を創造し未来を創っていきたい、これが私の強い想いです。

未来を創り出す
事業創造での活躍の場

事業創造のプロセスを事業機会探索、研究開発、事業化の3つに分けており、各プロセスにおいて高い志を持って、社内外の多くのメンバーと協力しながら事業創造に取り組んでいます!

①事業機会探索
外の力も活用しながら次の事業のタネを見つけ出します。
【探索精神】
・今までにないことへ果敢に挑戦していく
②研究開発
当社の強み(技術力、ノウハウ、チャネル)を活用し当社ならではの製品・事業を生み出します。
【探究精神】
・技術にトコトンこだわる
・斬新な発想で高いハードルに挑む
③事業化
量産技術やマーケティングといった事業に必要不可欠な機能を集約し、事業化を加速・推進します。
【起業精神】
・経営視点・顧客視点といった多面的な考え方をできる

各プロセスの事例紹介

事業機会探索プロセスの事例紹介:Atomis社との協業

三井金属では、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)を設立し、ユニークな技術を持つ企業の探索や共同開発を行っています。特に有望な企業には積極的な出資を行い、先方の先進技術と三井金属の培ってきた強みを融合させ、大きな事業機会の創出を目指しています。
例えば、多孔性配位高分子(PCP/MOF)について高い技術を持つ、京都大学発スタートアップ株式会社Atomisと協業を進めており、新しい用途/新しい顧客へPCP/MOFを提供することを目指しています。

研究開発プロセスの事例紹介:硫化物系固体電解質

高エネルギー密度の要求、高入出力特性、安全性確保の視点から、可燃性の有機電解液を含まない全固体電池技術への期待が高まっています。
当社は全固体電池のキーマテリアルである固体電解質の開発に成功しており、開発した硫化物系固体電解質は、当社の持つ電池材料技術と硫化物合成技術を融合し、研究開発を重ねることで実現につながりました。
2021年 1月には試験棟が完成し、量産に向けたプロセス技術開発を進めています。

事業化プロセスの事例紹介:低温焼結型銅ペースト

パワー半導体分野では高効率化、高信頼性確保の要求が高まっており、半導体チップ実装用の接合材料についてもより高い特性が求められています。
当社の有機無機複合化技術、粉体制御技術、表面処理技術を活用し実現した焼結型銅ペーストは、高熱伝導性・高信頼性を有している接合材料であることから銀ペーストやハンダの代替として期待されています。