Work & People

事務系職種について

事務系職種の仕事

営業

市場のニーズを正しく把握し、お客様一人ひとりの課題要望に対して社内(開発・製造)を巻き込みながら、より良い提案を提供します。自社製品販売の最前線であり、顧客と自社の橋渡し役を務めます。

経理

経営層が迅速に正確な意思決定ができるよう、会社の活動(=お金の動き)を適切に表現・報告する仕事です。国内外に事業所があるため、グローバルに活躍できる機会があります。

人事総務

戦略的な人事制度・システムを継続的に構築・運用し、会社全体の組織力を最大化させることが役割です。また、リスクマネジメント、コンプライアンスの観点から事業活動を支援することにより、当社グループの持続的な成長および発展に貢献します。

法務

戦略的事業活動に貢献するため、事案を法律に沿って分析し発生した紛争の終結を含む事業リスクの低減に貢献します。事業活動に近いところで法律の知識を活用することで、自身の分析の結果を目の当たりしながら業務を進めていきます。

社員メッセージ

経理のやりがい・魅力

2003年入社 経理部

経理職の重要性は、社外のステークホルダーや経営層の判断材料となる情報を扱っている点にあります。数値を集計するだけでなく、なぜこの結果になっているのか、今後どのような事態が予測されるのかも伝える必要があります。
当社では、そのような重要な業務を若手のうちから任せてもらえる点が魅力だと感じます。私の場合も、入社2年目から工場長に対し、損益状況を説明し、問題点の指摘等を行う機会がありました。入社6年目からは、海外赴任も経験し、自身が大きく成長できたと感じています。
経理の仕事は他部署の協力が不可欠であり、信頼・信用を得ることが大切です。正確な処理や、レポート作成に加え、Accountingの語源通り、説明することが自分たちの役割だと肝に銘じ、業務に取り組んでいます。

機能材料事業本部 銅箔事業部 上尾事業所
経理課

2015年入社 文学部 人文学科

⼊社の理由

大学時代に中国との国際交流サークルに所属し、グローバルに働ける環境に興味を持った。事務系は少数精鋭の採用であり、幅広い業務に挑戦できるところに魅力を感じた。

現在の仕事

経理内の総括として各担当と連携し、月次決算の損益分析や半期損益見込み、中計予算などを集約し、上司に説明している。

銅箔事業部上尾事業所の経理として、月次の損益分析や予算作成等の全体的な取りまとめをしています。銅箔事業は三井金属の主力事業であり、その動向は社内のみならず投資家等の社外関係者にも注目されています。実績・予算等どの資料であっても、ただ損益を算出するだけでは説明ができません。営業や製造等、各部署へヒアリングし情報を得て、またときには現場を見学し製造工程への理解を深めて、なぜその損益となったのかを説明できるように努めています。

大事にしているのは、資料作成時にただ数字を並べるだけではなく、「どうしてこの数字になっているのだろう」という視点を持ち続けることです。この視点は、先に述べたような損益を説明するためというのもありますが、経営判断に役立つ情報を提供するために必要な視点だと思っています。例えば物品費の増加でも、相場影響による単価増なのか、生産効率の悪化による数量増なのか、その理由によっても次に打つべき策は異なります。
経営判断の材料となる情報を如何に報告できるか、というところが経理として重要な能力だと思っています。

多方面から寄せられる質問に対応するのも、経理の仕事です。伝票の記載事項等、事務関係の作業から、損益見込みの根拠等、経営に関係することまで、社内の様々な関係者とコミュニケーションを取ります。
相手の状況次第で、どのくらいの情報量を伝えるかも考えなければなりません。まずは、相手がどういった前提の下質問しているのか(資料を作成する上での差し迫った質問なのか、今後のための知識を得たいのか等)を確認し、伝え方を工夫するようにしています。
そういった中で、感謝の言葉をいただけたり、協力的な関係を築けたりすることにモチベーションを感じます。

上尾事業所(埼玉県)の前は彦島製錬(山口県)や八戸製錬(青森県)に勤務してきました。配属先では社会人になったばかりで不安もありましたが、寮で食事が出るなど福利厚生が充実しており、安心して過ごすことができました。様々な事業所を経験できることは、好奇心旺盛な私にはとてもマッチしています。将来は、マレーシアや台湾など海外の銅箔工場でも活躍したいですね。
経理といっても、昨今は会計知識のみならず、システム関連業務の比重も大きくなっています。会計とシステム両方の知識を結び付け、会社全体の業務改善に貢献できる存在になりたいです。

キャリアパス

⼊社1年⽬
彦島製錬 総務
(経理担当)
文学部出身のため、会計知識はゼロからのスタート。伝票起票から始まり、機能粉工場の損益管理を経験した。仕事の傍ら簿記二級を取得。
入社4年目
八戸製錬 総務
(経理担当)
経営判断材料となる工場全体の損益見込み、来年度以降の予算(損益目標)の査定を担当。工場の工程と損益のつながりを学んだ。
入社7年目
銅箔事業部 上尾事業所
経理課
監査対応や損益分析、システム関連等の業務を行う。総括職となり、担当する業務の範囲がより広がるだけでなく、経理内担当者の業務把握、スケジュール管理等も行っている。

経理のやりがい・魅力

2003年入社 経理部

経理職の重要性は、社外のステークホルダーや経営層の判断材料となる情報を扱っている点にあります。数値を集計するだけでなく、なぜこの結果になっているのか、今後どのような事態が予測されるのかも伝える必要があります。
当社では、そのような重要な業務を若手のうちから任せてもらえる点が魅力だと感じます。私の場合も、入社2年目から工場長に対し、損益状況を説明し、問題点の指摘等を行う機会がありました。入社6年目からは、海外赴任も経験し、自身が大きく成長できたと感じています。
経理の仕事は他部署の協力が不可欠であり、信頼・信用を得ることが大切です。正確な処理や、レポート作成に加え、Accountingの語源通り、説明することが自分たちの役割だと肝に銘じ、業務に取り組んでいます。

彦島製錬株式会社 総務課 経理担当

2018年⼊社 人文学部

⼊社の理由

中学時代にタイに住んでいた経験や、大学時代の国際交流サークルの活動経験を通じて、世界の人々の生活に貢献する仕事がしたいと考えるようになった。素材メーカーは多様な最終製品にかかわることができ、その影響力の大きさに魅力を感じた。

現在の仕事

経理担当として、工場の製品別損益計算や損益・在庫分析、半期の通期見込算定や関係部署への報告、さらに機能性粉体工場のコストマージン算出(製品種別の収益分析)を行っている。

工場や事業部を横断し、ものづくりに近いところで仕事ができる。そんな点に惹かれて、入社時から経理を志望していました。現在は、複数の工場の損益分析、借入金や在庫の分析など、会社全体の収支説明資料の作成を担当。四半期ごとに行われる工場長や製造部門長への報告会で分かりやすく伝えられるよう、業務知識を勉強中です。工場によって、原価計算の方法や売上、コストの考え方が異なるため、業務工程をきちんと理解しなければいけません。学ぶことは多いですが、金属事業と機能性粉体事業、それぞれの製品にかかわることができ、知識を広げられるのが面白いです。

仕事をする上で大切にしているのは、気になる点に関してその場ですぐに質問することです。工場担当の経理は、工程理解や製品の知識を持っていなければ、業務の意味を理解できないことが多くあります。
たとえば、用いた原材料に対して製品産出量が予想より少なかったとき、数字を見ているだけでは、その原因分析に勝手な思い込みが入ってしまう可能性があります。「例年起こる季節要因だろう」と分析していたところ、実際は工程トラブルに端を発していることもあります。疑問点があれば工場に足を運び現物を見る。時には製造部門長に直接聞く。自ら情報をとってくる姿勢が、工場との信頼関係にもつながっていると思っています。

工場経理は、工場長をはじめとする職場の皆さんから、工場業務に関する会計処理や製品追加の工程など、毎日さまざまな質問をもらいます。心掛けているのは、できるだけ経理の専門用語を使わず、相手の立場に立って話すこと。「分かりやすく説明してくれてありがとう」と言ってもらえると、ものづくりの現場である工場の力になれたかなと嬉しくなります。
2022年度からは、これまでメイン業務だった予実管理の分析に加え、機能性粉体工場のコストマージン算出を工場と協力しながら行っています。これは、製品品種ごとのコストを見える化し、打ち手につながるきめ細かな収益性を管理することを目的としています。コストが詳細に分かれば、販売価格の妥当性を検証でき、製品の値上げや生産業務の効率化など具体的な改善アクションを考えられるようになります。工場経理として、従来の予算・実績比較とは異なる分析視点が得られる、貴重な経験だなと考えています。

三井金属グループの経理担当は、事業所で働き、ものに近い立場で仕事をしています。若手のうちから、損益状況を工場にフィードバックし、工場経営の意思決定にかかわることができるのも大きな魅力です。
これからも、工場が求める情報を分かりやすく伝える経理担当を目指し、知識を身に付けていきたい。そして、いずれはIR担当として活躍したいと思います。自動車やスマホなど、生活に欠かせない商品の基礎材料を生み出しているのが三井金属グループです。事業を広く社外に理解してもらい、企業価値向上に貢献していきたいです。
当社には人を大切に育てるカルチャーがあり、入社3年目までの人事部主催のフォロー研修の他、定期的な上司との面談があります。成長を後押ししてくれる上司や先輩が多いので、ぜひ安心して入ってきてほしいなと思います。

キャリアパス

⼊社1年⽬
彦島製錬 総務課
(経理担当)
電池材料工場の経理と連結決算を担当。経理知識ゼロからスタートし、周りの指導のもと経験を積んだ。
入社2年目
彦島製錬 総務課
(経理担当)
機能性粉体工場を担当し、原価計算や通期見込、予算の策定の他、税務業務も経験。担当工場の規模が大きくなり損益分析に苦戦しながらも、工場の方とコミュニケーションをとり仕事を覚えていった。
入社5年目
彦島製錬 総務課
(経理担当)
会社全体収支の統括業務と、金属工場の補助業務を担当。機能性粉体工場のコストマージン策定も工場と協働し行っている。

営業職(機能材)のやりがい・魅力

機能性粉体事業部 営業部 2016年入社

私が所属する機能性粉体事業部は売上高が数十億円/年規模の製品の集合体であり、各製品ごとに担当者数名で全世界の取引先をカバーしているため、自分の意思が販売戦略に直接反映される環境です。 また、接触する取引先の部署も購買・営業・製造・開発と多岐にわたることから様々な会社・人・組織の理念や考え方を知り・学ぶことができます。こうして得た知見と市場環境分析を組み合せ事業の方向性予測を行うことも、非常に責任の大きな仕事です。
製品の販売価格と販売数量のバランスを見極めながら、いかにして収益の最大化を図るのか。学ぶ意欲を忘れず、取引先と同じ目線で会話することでこそお互いにコミュニケーションを深め、情熱と冷静さを常に併せ持ち重要な交渉局面は判断ができるように心掛けています。

機能材料事業本部 銅箔事業部 上尾事業所 営業課

2014年入社 政治経済学部 経済学科

⼊社の理由

学生時代から、多様な価値観に触れるグローバルな仕事をしたいと考えていた。海外事業を多く手掛ける三井金属で、海外営業を経験したいと入社を決めた。

現在の仕事

韓国、欧米全般の担当として、既存顧客向けの日々のデリバリー管理や、問い合わせ・クレーム対応、新規ビジネスの探索等の業務を行っている。

スマートフォンやパソコンに内蔵される「基板」の回路材料になる銅箔を、基板メーカーなどに販売しています。「海外営業をやりたい」という入社当時の思いが叶い、2年目から台湾、今では韓国・欧米と広範囲のお客様の営業を担当しています。
業務範囲は安定供給のためのデリバリー管理だけでなく、新規開発案件の探索や品質クレーム対応、契約書締結、売掛金管理など業務範囲は多岐にわたります。業務内容に応じ生産管理、技術、品質、法務、経理など、様々な専門部署と連携、ときに社外の面談も実施しながら、会社の窓口としてサービス全般の管理を担っています。

韓国は基板業界の最大市場であり、この市場における顧客満足度向上は当社ビジネス上の重要取り組み事項の一つです。「スマートフォンの新機種の立ち上げでこの材料が必要になった」などの突発的なニーズに対し、いかに柔軟かつ迅速に動けるかが「三井金属なら何とかしてくれる」というお客様の安心感、ひいては当社材料の継続的な購買につながると信じています。
現在(取材時)は価格交渉のシーズンで、非常に難しい局面が多々あります。交渉結果が事業全体の業績に影響するため重責ではありますが、その分交渉力が鍛えられ、私の提案を受け入れていただけたときの達成感も非常に大きいです。

社内コミュニケーションにおいては、お客様に最も近い立場として、市場やお客様の状況を詳細に伝えることを大切にしています。あるとき「サンプルでもらっていた開発品が採用になった。すぐに量産したい」とお客様から連絡をいただいたことがありました。直ちに製造現場に状況説明に行き、納期設定や仕様確認、上司との価格相談を経て1か月以内の量産開始に間に合わせることができました。
その時の経験から、ただ単に「〇日までに必要だ」と言うのではなく「今何が起きていて、お客様にとって当社の対応がどれだけ重要なのか」を伝えることで、より納得して仕事をしてもらえるのだと気付きました。電子材料業界ならではのスピード感と、工場各所が一丸になったシーンを肌で感じた、とても良い経験です。

仕事を通じて、情報端末やインフラ技術の進化を常に実感しています。今後も、市場やお客様の変化に合わせてタイムリーに技術や製品を提供できるよう、最前線でニーズを拾っていきたいです。三井金属は一人ひとりへの裁量権が大きく「まずはやってみよう」と背中を押すカルチャーがあります。挑戦を楽しみながら、いずれは、海外拠点のマネージャーを任されるような存在になりたいと思っています。

キャリアパス

⼊社1年⽬
銅箔事業部 上尾事業所 経理実習
経理の基本業務を通じて社内外のお金の動きを学んだ。他部署とのコミュニケーションも多く、人脈を広げることができた。
入社2年目
銅箔事業部 上尾事業所 営業課
海外顧客担当(台湾)
先輩や上司とお客様を訪問し、定期面談での情報収集や厳しい局面での交渉を経験した。会社の担当窓口としてお客様とのコミュニケーションの基本を学んだ。
入社5年目
銅箔事業部 上尾事業所 営業課
海外顧客担当(韓国)
コロナ前は月2~3回の韓国出張でお客様を訪問し、製品拡販に取り組んだ。
コロナ禍ではWeb面談等を活用し営業活動中。

営業職(金属)のやりがい・魅力

亜鉛・鉛事業部 亜鉛ユニット 営業担当 2001年入社

亜鉛・鉛・銅をはじめとするベースメタルはLMEという世界最大規模の先物市場で取引されています。その動向は景気を測る重要指標として常に衆目を集めていますが、我々もそのグローバルかつダイナミックな市場の一翼を担っています。一方で、長い歴史を有する製品群ゆえ、商慣習上の「泥臭さ」も残っていて、正に「人の三井」としての対人スキルも要求されます。その両面性が、やりがいかつ魅力です。 中でも亜鉛は当社発祥の事業であり、「亜鉛の三井」として国内生産・販売共にトップシェアを誇り続けています。先輩諸氏より脈々と引き継がれているマーケットリーダーとしてのプレゼンス維持とさらなる向上、中核事業としてのさらなる発展に営業職として注力しています。

金属事業本部 亜鉛・鉛事業部 亜鉛ユニット原料担当

2009年入社 外国語学部

⼊社の理由

特定の製品や商売ではなく、世の中に広くかかわれる“素材”に興味を持った。

現在の仕事

国内外の鉱山会社やリサイクル会社から亜鉛原料を調達し、物流会社や工場と連携しながら、当社グループの製錬所向けの原料の安定供給のために、工場に原料を送る。

24時間稼働する当社グループの製錬所へ、亜鉛原料を安定して供給する。そのための原料調達が私の仕事です。亜鉛原料は主に鉱山から採掘される亜鉛精鉱とリサイクル原料に分かれており、亜鉛精鉱は1万トン単位で船積みし一度に大量に運ばれますので特に気を使います。
工場の原料在庫が切れる前に、現場が求める原料を求めるだけ調達しなければ、生産計画に支障をきたしお客様への製品納入に遅れが生じます。三井金属としての重大な損失につながるため、何としてでも無事、調達しなければいけません。
そこで、工場との毎日の打ち合わせで出てきた要望を踏まえながら、国内外の鉱山会社やリサイクル会社と交渉を進めます。原料をいくらで購入できるのかが事業利益にも影響するので、市場動向を踏まえ、調達を計画します。
原料を過不足なく調達するため物量管理も重要です。調達先は世界各地にあり、中には南米やアラスカといった遠方もあるので、常に1年以上先の予定を見越した計画を組み立てなければいけません。また、1万トン単位の調達なので原料代も億単位となり、契約書を慎重に見ながら対応します。原料到着予定時期から逆算して物流スケジュールを組みます。

調達では、供給元や当社グループ製錬所の他、物流会社や船会社、港、同じ港を利用する他社など多くの関係者との連携が不可欠です。
無事、予定したタイミングで船に亜鉛原料が積載されても、海外現地港出港後、様々な要因で大幅に到着見込みが遅れることもあります。コロナ禍では物流に混乱が生じることも多々あり、関係者と協力し合いながら、工場での在庫切れを何とか回避できたこともありました。

現在は、管理職として入社2~3年目の若手部下を含む4人の育成を任されています。
一人ひとり強みが異なるので、どう伸ばして彼ら自身の成長につなげ、組織に活かすべきか、1on1ミーティングなどでコミュニケーションを深めています。年間目標を達成するために、どんな調達活動をしていくのか、彼らの目線に立って業務を考えるようになり、少し視野が広がったかなと思っています。

三井金属では、2~3年ごとにジョブローテーションがあり、常に学びがあります。私自身、2年目には三井金属リサイクルで金属事業の基礎や営業の基本を学び、4年目には金属営業部で既存顧客、新規顧客両方への営業活動を経験。6年目ではパンパシフィック・カッパー株式会社に出向し、物流業務を経験したことが、現在の原料調達の仕事に活きています。若い頃から様々な仕事を経験でき、次の仕事に生きるような経験を積ませてくれた、恵まれた環境だったなと改めて思います。
若手に様々なチャンスを与え成長させようという温かい先輩たちが多いので、幅広い業務に挑戦したい人には、とても働きやすいのではないかと思っています。

キャリアパス

⼊社2年⽬
三井金属リサイクル
海外営業部
海外からの廃電子基板の集荷業務を担当。新規顧客の開拓が中心で、数社の取引実現につなげた。
入社4年目
金属事業本部営業統括部
金属営業部 主任
鉛地金の営業として既存顧客との販売交渉など関係維持に努め、鉛系副産物の販売業務では新規開拓を担当。
入社7年目
パンパシフィック・カッパー株式会社
営業部物流担当(出向)
銅地金、銅スラグの物流手配、物流コスト管理を担う。得られた物流業務の知見が原料調達に活きている。

人事総務のやりがい・魅力

人事部 企画担当 2007年入社

当社の人事総務職は、人事総務に関係する幅広い知識を基に会社の運営を支えていくことから、その分野の“専門家”として他部門に頼られる立場です。一方で、理屈と現実は異なり、理屈上良いと思ったことが実際の現場にとって良いとは限らないこともあります。現場の声に耳を傾ける謙虚さが大切です。
印象に残っている出来事として、入社7年目の頃に業務でかかわった事業部長から、「人事の専門家である君に意見を聞きたい」と言われたことがあります。その経験を通じて自身の“専門家”としての自覚が生まれたと感じています。
現在、私は人事制度改定の企画に携わっています。当社の戦略を実現するために従業員にどうあってほしいのかを念頭に、社会環境も踏まえながら制度を整えることが重要と考えています。

神岡鉱業株式会社 管理部 総務係

2013年入社 商学部

⼊社の理由

若いうちから仕事を任される社風と、面接のフィードバックが丁寧で一人ひとりをよく見ている採用担当者の人柄に惹かれた。

現在の仕事

神岡鉱業にて人事業務および総務業務を担当。経営的な視点と従業員の視点をバランスよく考えながら、業績評価や規則全般の改定や管理を行っている。

入社後は1年間の経理実習を経て総務部に配属され、環境問題や訴訟など操業リスクへの対応を担当。法律と規則を理解するため、日々新しい知識に触れてきました。
現在は、労働組合との交渉(労使交渉)や採用・異動・昇格管理をはじめとする人事業務全般と株主総会・取締役会の運営や契約書チェックなどの総務業務の両面から事業環境づくりにかかわるあらゆる領域を担当しています。

当社子会社の人事制度改定にプロジェクトリーダーとして携わりました。
人事制度の改定は従業員の生活に直接影響するデリケートな問題であることや、これまで長年運用されてきた制度を改定するには大きなパワーが必要になることから、これまで誰も着手しなかった領域でした。
しかし、会社がより成長するためには実力主義の人事制度の導入が不可欠であると考え、人事評価、賃金テーブル、昇格、退職金など、従業員の待遇にかかわる制度を全面的に見直すためのプロジェクトを立ち上げ、1年以上の検討の結果、制度を運用開始することができました。

仕事を進める上で大事にしているのは、誤解を招かない丁寧な説明を心掛けることです。人事制度の改定の際も、なぜ改定が必要で、それによってどんな変化があるのか、対象者に向けた社内説明会を何度も開催しました。“改定”というと「環境が劇的に改善するのだろう」とイメージする方が多く、改定後に現実とギャップがあれば不満の温床になってしまいます。
私たちの仕事は、従業員の満足度を高めることです。全員が納得する制度設計は難しいかもしれませんが、満足度を最大化するための努力はできます。そのためにも、背景や思いがきちんと伝わるように話をする姿勢は欠かせません。
1年以上かけて作り上げた制度は実際に導入され、形になってこれからも残っていきます。働く上でモチベーションの根幹となる各種制度に携われることは、この仕事の一番の醍醐味かもしれません。

普段から、社内のあらゆる部門の幹部や部長・工場長、労働組合から社外の専門家まで幅広い方とかかわるのが人事の仕事です。分からないことがあれば素直に「教えてください」と周りに聞けることが大切ですし、一方で、自分がやりたいことや意見をはっきり伝える姿勢も求められます。年次にかかわらず意見を言う場をもらえる環境に、成長スピードの速さを感じています。

キャリアパス

⼊社1年⽬
三井金属ダイカスト 韮崎事務所 経理課
当時、新人は全員一律で1年間の経理実習があった。工場損益や予算策定など、ビジネスに不可欠なお金の流れを学んだ。
入社2年目
三池事務所 総務課
各種官庁への書類申請や渉外、環境問題対策を担当。業務や資格取得を通じて様々な法律を学んだ。
入社6年目
神岡鉱業 管理部 総務係
社内外多くの人と接する人事業務全般を担当。採用にも携わり、学生の立場に立ったコミュニケーションも心掛けている。

法務のやりがい・魅力

法務部 2010年入社

法務職は各々の事業運営を法的側面から支えることはもちろんですが、ESGの根幹をなすガバナンスの徹底やグローバルコンプライアンス推進といった活動も重要な法務の業務であると感じています。
また、当社ならではの魅力として国際色豊かで、幅広い業務に携われることが挙げられます。
私は入社2年目の海外子会社設立業務の経験が強く印象に残っています。現地スタッフと連携し、設立にかかわる法的書類や関連契約の整備を進めていましたが、完了の見込みが立ち、現地の工場設置予定の土地に立ったときには、非常に感慨深い気持ちになりました。
法務職を目指す方には、法務としてゼネラリストでありつつ、自分の強みと言えるプロフェッショナルな部分も持つことが大切だと思っています。

経営企画本部 法務部

2014年入社 法学部 第1類 (私法コース)

⼊社の理由

大学で学んだ法律の知識を活かしたかった。素材メーカーとして幅広い事業を有し、海外展開もしているので、法務として様々な業務に携われると考えた。

現在の仕事

国内外の部署からの法律に関する相談対応や、契約書のチェックを行う。取締役会事務局も担当し、会社経営に近い立場で業務を担っている。

法務の主な役割は、様々な事業部から寄せられる契約書の審査や、法律関連の相談に応えることです。お客様との取引内容に法的なリスクはないか、あるのならどんな対策や契約内容の修正が必要となるのか。案件によっては外部の弁護士の見解を交えながら、事業部の立場を理解した上で回答します。
子会社の株主総会や取締役会の運営に関する質問に回答することもありますし、事業部等のコンプライアンス規定整備の推進を担うこともあります。法律に詳しくない方にも分かるよう、専門的な言葉はできるだけ使わずに論理立てて伝えていくよう心掛けています。

中国やアメリカなど海外案件に携わることも多く、年に1回は海外拠点や工場の監査に入ります。海外拠点の子会社が規則通り運用されているか現場をヒアリングし、報告書を作成しますが、関連法令の内容は国によって異なります。相手の価値観や文化に対して先入観を持たず、「まっさらな状態から理解しよう」と耳を傾けるよう常に意識しています。
ベトナムやマレーシアの関係会社と、コンプライアンスの社内ガイドブックを作成したこともありました。コンプライアンスに対する意識や感度は日本と大きく異なりますが、こちらの意見を押し付けるのではなく、その国の考え方をまずは受け入れます。その上で、現地の弁護士と連携しながら、現地メンバーとWeb会議で何度も意見を交換し、一緒にガイドブックを作り上げました。こちらが作ったものを「この通りに運用してください」と言うのではなく、現場が納得感を持って自走できることが大切です。“一緒に”作れたことで、現地メンバーにとっても思いの込もったものができたと思っています。

三井金属は、製錬や電子部品、自動車部品など複数の事業の柱を持っており、お客様の業界も多様です。法務部は各人が国内外問わず様々な事業部の案件を担当できるため、同じ会社にいながら、会社全体の事業に広くかかわることができます。現在は、取締役会事務局も担当しており、会社がどう動いているのか、経営視点を学べるのが非常に面白い。若手のうちから重要なプロジェクトにかかわれるのは、当社の良さだと実感しています。

教育体制も充実しており、中国の案件に携わる前には、半年間、中国・上海の大学で中国語研修に参加しました。アメリカのロースクールに1年間通っている先輩もいて、私も近い将来、現地で英米法の基礎を学びたい。さらに展開していく海外事業に向け、海外の法規則にも幅広く対応できる人材になりたいです。会社の事業理解のみならず、法律の専門知識や語学力をどんどん磨いていくことができ、学びを楽しめる方にはとてもいい環境だと思います。

キャリアパス

⼊社1年⽬
法務部
半年間の経理実習を経て、法務部へ。契約書審査や法律相談、コンプライアンス関連の業務や予算管理などの庶務も担当。
入社3年目
法務部(主任)
英語を使う海外案件が増える。米国ロースクールのサマープログラムに参加するなど、業務の基礎を身に付ける。
入社6年目
法務部(総括職)
半年間の上海での中国語研修を経て、中国拠点でのコンプライアンス案件等を担当するようになる。